ピルを飲んでいるというと、性に関してだらしないですとか自己管理が出来ないという印象を持たれがちかも知れません。ですがピルには避妊目的に限らず女性の身体にとって嬉しい効果が多々あります。ピルの知られてない秘密をこちらで紹介したいと思います。

ピルと血液検査|若年性更年期障害への効果

過去には「ピルを飲んだことが原因で血栓などの心血管系のリスクが高まる」と言われていました。
しかし、最近ではすでに心疾患歴がある人や、高齢でヘビースモーカー、高血圧や強い偏頭痛の人といった条件に当てはまらなければ、心疾患のリスクは低いということがわかっています。
今までは血液検査を受けないとピルを処方してもらえませんでしたが、今では血液検査は必須項目にはなっていません。ヒアリング、血圧測定、過去の血液検査の結果のチェック、を行い、血栓症がある場合にのみ血液凝固異常の有無を調べることになっています。
日本人は欧米人に比べて血栓症のリスクが低いことも、血液検査が必須ではなくなった理由のひとつです。
ピルがどんな場合に有効かというと、避妊目的の他にはPMS(月経前症候群)の症状軽減や若年性更年期障害の改善です。更年期が起こるのは通常44~55歳くらいまでと言われていますが、これよりも早く20代や30代で更年期障害のような症状が起きてしまうことがあります。
ホルモンバランスが崩れたり、卵巣そのものの機能が低下してホルモンの量が減ることが原因です。
ピルにはプロゲステロンとエストロゲンの2種類の女性ホルモンが含まれています。これによって乱れたホルモンバランスを整えることで、若年性更年期障害などの症状を緩和することができます。最近ではホルモン量が少ない低用量ピルがあるので、中用量や高用量のような副作用の心配も低くなっています。
若い女性だと「ピルを飲むと妊娠できなくなるのではないか」と不安を感じるかもしれませんが、ピルを飲むのを中止すれば妊娠が可能になります。
症状が気になるのであれば、ピルが使えないかどうか医師に相談してみましょう。